モリとカケ

この言葉が「そば」の話ではなくなったのは、いつからだったか。

 

赤木さんのことが出た週刊誌は、若者中心に売れたそうだ。

若者の公務員離れが起きているそうだ。

 

県で8年、市で2年、公務員をしてきた僕としては、どちらも理解できる。

結構仕事も選べる時代になってきた。

しかし、公務員はオススメしない。

できればしたいけど、今はできない。

 

昨日からの怒りは、そこである。

今日になったら少しは落ち着くかと思ったが、今日も散々で、悪化している。

それでも、話せる範囲で話してみようと思う。

、、どうせ誰も見てないし。

 

事の発端は、すべてこの新型コロナウイルスのせいである。

そして、それに伴う、今の休校措置である。

 

僕の部署は、子どもの貧困対策をしている、割と新設の、若手市長の肝入りである。

元々は、生活困窮者自立支援法の学習支援事業に始まり、

そこから、いつの間にか、子どもの貧困対策法をも含め、広く子どもの貧困対策をすることになった。

(それにしても、法律って、その名前を書くだけで、堅苦しい文章になってしまうんだろうか。)

 

勤務先の市は、SDGs未来都市でもあり、

まあ、基本的になんでも時代の先端を行く「感じ」はある。

「学園」とか「研究」とかも売りにしてるしね。

 

とはいえ、実態は、もっと進んでいる他市町村の寄せ集め施策ばかりで、

オリジナルなものは実は少ない。

それでも、若手政治家の市長と、それよりもっと若い副市長の2人の「外交」が上手なせいか、なんとかそれなりにやっている、、ように見えている。

 

別にもっと堅実にやっている他市町村もあるわけで、

そういうのを少しは見習って、中身のあることをすればいいのに、

「スピード感」とやらを尊重して、残念ながら中身はすっからかんなことが多い。

残念ながらというか、本当に残念だ。

 

しかし、まだ幸いなことに、広く外にはその「すっからかん」振りはバレてないようで、たぶん2期目も堅いのだろう。これも市民にしては残念だ。

 

ただ、もしかすると、市長たちばかりを責められないのかもしれない。

というのも、現場の細かいことを知らなければ、今自分たちが言っていることが実情に合っているかどうかもわからず、それに反対や忠言できない部下の問題かもしれない。

今や先進都市のような顔をしているが、中身は合併前の町役場のままなのだ。

 

そう考えれば、市長たちは「裸の王様」ということになる。

誰も面と向かって意見してくれないのだ。

それはそれでかわいそうな気もするが、よりかわいそうなのは市民の方である。

 

 さて、総論はそこまでにして、昨日今日の話だが、

そんな裸の王様が考えたのが、「休校措置期間中の食の支援」である。

「考えた」というのは例によって正確ではなく、

より正しい(皮肉な)言い方をすれば、

「そういう事例を見つけた」ということである。

 

確かに、給食のない夏休みなどで痩せてしまう子がいるのは事実である。

市内にいるかは別として、日本ではいる。

緊急事態宣言を受けての休校期間中にもいるだろう、というのが、今回のスタートである。

 

さて、どうせ読む人はいないと割り切って、今日はここまでとしよう。

明日更新するつもりだ。