娘の入学式

今日は、次女の入学式に行ってきた。

 

新型ウイルスの影響もあって、長女の始業式も兼ねていて、

合わせて1時間というコンパクトなものだった。

 

2人の娘の学校は、僕ら家族の行く教会にあるフリースクールである。

より正確に言うなら、オルタナティブスクール。

不登校などで公立校に行けないから来るというよりは、

わざわざここを選んで入れているようなところである。

カリキュラムや時間割もきちんとしているし、

先生たちも少ないながらも、ちゃんと学校って感じがしている。

 

初等部・中等部合わせてわずか30名弱。

毎月保護者会が行われたり、礼拝のおかげで先生たちともほぼ毎週顔を合わせるので、

ある意味、普通の公立校よりは、

より教育の根本に立ち返っての運営ができていると思う。

 

長くなってしまうが、そもそもの教会との関わりは、

再婚で引っ越してきた妻たちが、市内では次女の保育園を見つけることができず、

妻が隣接する市の認可外幼稚園を見つけてきて、それが教会にある幼稚園だった、

というのがスタートである。

この時、次女は年少の11月。

 

入園の条件が毎週日曜日の教会学校に来ることで、

僕らはそれを守り、親も大人の礼拝に出て、

1年半くらいが経って、僕が洗礼を受けた、という流れである。

 

当初からフリースクールがあることは聞いていたが、

まさかそこに子どもたちを入れるとは思っていなかった。

 

しかし、地元の公立小学校は県内一のマンモス校であったことから、

発達障害のある長女は、引っ越し当初から私立の学校に入っていたが、

4年生になってから同級生からイジメを受け、

学校からも真摯な対応が受けられなかったため、

その私立を退学し、次の学校を探すことになり、

地元公立校へは行けなかったため、フリースクールへ入る運びとなった。

これが昨年の11月のことである。

 

そして、なんだかんだ言いながらも姉が大好きな次女は、

幼稚園の同級生の半分がそのままフリースクールに上がることもあって、

ほぼ迷いなしで、フリースクールに入ることを決めた。

 

そして今日に至る。

そんな経緯である。

 

娘とはいえ、僕はステップファザーなので、

まだ彼女の人生の半分強しか一緒にいないが、

それでも小学校と入学式とくれば、確かに感慨深いものがあった。

 

子どもの成長ってあっという間だね。

 

同級生は娘を入れてわずか5人の小さな小さな学校だけど、

その分、結束は強いし、

先生たちはよく見てくれる。

妻も安心して預けられるという。

 

次女は普通の学校を知らないまま中学卒業まで行ってしまうかもしれない。

給食も週1しかない。

友達ともこのままずっといけるのだろうか。

不安はある。

 

でも、今日の入学式を見て、預けてみようと思った。

教会的な言葉で言えば、期待してみようと思った。

やはり、何はともあれ、同じものを信じている、というのは大きいのだ。

 

学校の本分に立ち返り、

人間としての成長を期待するとき、

僕はこの教会のフリースクールは、十二分にアリだと思った。

 

うん、そう思ったよ。

 

次女よ、どうか素敵な9年間を送ってほしい。